教会長挨拶

金光教諫早教会長
金光教諫早教会長 原 正忠

こんにちは

どういう挨拶をすればよいのでしょうか。顔も見えない貴方に対して顔も見ずに挨拶することの難しさを感じながら、この文章を通して精一杯挨拶します。

戦中生まれの戦後育ち、新しい教育を受けた私ですが、新しい時代の流れに乗ることの出来なかった一人かも知れません。仕事柄パソコンは要らなかったので勉強せず、ガリ版ガリ刷りから、コピー、FAXを通じて活動してきましたので、このホームページも息子が管理してくれています。教会長の挨拶も、数年に1回というペースで新鮮味のない内容になっています。お許し頂いて、これが3度目の更新になりました。

 

金光教教師の先輩の先生が、私達の仕事を「面授」という言葉で表現されました。金光教の教祖様が、神様の頼みを受けられて始められた生神金光大神取次の働きを、「面授」とこの先輩先生は仰いました。

多くの方々が集まって話を聞いてくださり、私はお話をする。一人一人立場が違うし、「こういうことが聞きたい」「ああいうことが聞きたい」「悩んでいるのはこういうことなんです」とそれぞれ違います。一人一人に聞くことはできません。みんなに合うようなお話をさせてもらわないといけません。けれどもお取次(生神金光大神取次)は面授ということ、これは一対一です。

この面授ということが大事なんです。教祖様が面授をおやりになって、そして道が広がった。教祖様の跡を、歴代金光様がお受けくだされて、今日五代。面授を通して一人一人のお取次をしてくださって、教団158年になります。当諫早教会も、初代教会長から私まで、この面授の働き、一人一人のお取次をさせていただいて、107年になります。

今年も、この教祖様以来の、諫早教会初代教会長以来の、途切れることなく教会広前にある結界所という場所で面授(取次)をさせていただいて、一人でも多くの方々のお役に立ちたいと願っています。

 

私事を申しますと、今年は年男であります。昭和20年生まれの酉年72歳になります。今年一年、年男としての生き方はどうあるべきか。改まり覚悟をもって新年を迎えます。誕生以来、十二支が6回巡ったことになります。十二支で表された年月の7回目のスタートを切れたことを嬉しいと感謝し、お役に立つ働きを進めたいと思います。親の願いであった三つの思いを今年も大切にしていきたいと思います。

①  宗教屋が多い。宗教家としてお役に立って欲しい。

②  信心は親に孝行するも同じ事、との御教えに基づき親孝行して欲しい。

③  大病しても花瓶にヒビが入ったと思い、大切に花瓶を使えばまだ使える。神様の御用をさせて頂けば、長生きさせてくださる。

2017年1月1日

金光教諫早教会 五代教会長

原 正忠(はら まさただ)

在籍教師

原 真貴子

金光教諫早教会在籍教師

原 信太郎