日々 信心いたしますから

 9月を迎えました。

リオオリンピックで日本選手の活躍で、暑い夏がさらに熱い夏になりました。

 子供たちも元気に夏休みを過ごし、多くの体験を積んで一回り大きくなり、宿題もたくさんの思い出と共に仕上げ、登校していきました。

 私たち親は・大人は、どういう夏休みだったのでしょう。

 

 この道にご神縁頂き天地の神様のご信心する者が「暑い」「暑い」を連発し、

不平不満の日々になってはならないと反省し、「暑い」を「有難い」に置き換えて頑張ってきました。しかし最後は、あまりの暑さに負けて、「暑い」「暑い」と口ずさんでいる自分がいました。

 新道町の元の教会は、鉄筋コンクリートだったので、日中の暑い熱が建物にこもり、夜もいつまでも暑さが取れずにました。

 この度の木造の新教会は、比べると少しは涼しいのかもしれませんが、今年の夏は今まで体験がないような暑さでしたね。

 私も戦後育ちだけに贅沢はすまいと、扇風機で辛抱して色々工夫しながら凌いでいましたが、何度か熱中症らしき症状になりギブアップです。     

 昼夜クーラーのお世話になる日もありました。

 9月を迎え、どうにか元気に夏を乗り越えることができたことをお礼申し上げましょう。

 「暑い」話が多くなりましたが、集中豪雨のところもあり、渇水の危険性が高まっている地方もありました。台風が九州への上陸が少ない為の悪い影響も伝えられています。

 しかし、人間の都合ばかり並び立てて不足に思わず、天地の親神様のお働き・お恵みの中で生かされている私ども、ご都合御繰り合わせを頂き、更にお礼申していきたいものです。

 

 親様ご先祖様にお盆の季節にご挨拶申し上げましたが、秋のお彼岸を迎え

改めて「盛夏を乗り越え、家族みんな元気です。頑張っています」と、秋のご挨拶をいたしましょう。

 霊様方は、私たちの元気な姿とご挨拶を待っておられると思います。

9月10日西八幡教会前教会長 太田恵美子先生(真貴子先生の母君)3年祭、 

9月11日長崎東部教会三代教会長 長田二郎先生(私の母 原徳子の兄君)30年祭が仕えられることになっています。

 それぞれにご霊神様のことを偲び、生前のお働き・お世話になったことをお礼申していきたいと思います。ここに改めて二人の先生のことを偲ぶ時、

私たちは、二人の先生の霊様とどう関わっていけばよいのでしょうか。

 

○ 神はわが本体の親ぞ。信心は親に孝行するも同じこと。

○ 人間は生き通しが大切である。生き通しとは、死んでから後、人が拝ん 

  でくれるようになることである。

○       「先祖からのご無礼がありましょうとも許してくださいませ。日々信心

いたしますから、信心の徳をもって、どのようなめぐりもお取り払いくださいませ。」と言って、願うがよい。

 

といった教祖様のみ教えを頂く時、私たちは今こそ【日々、信心いたしますから】と、神様に願っていかねばならないのではないでしょうか。

 【信心いたしますから】こそ、親様・ご先祖様が喜んでくださることだと思います。

 夏の霊祭・秋の霊祭と、親様・ご先祖様に喜んで頂こうと親孝行をしてきましたが、どういう生き方が親孝行というのでしょうか。

 親に心配かけないよう努力もしてきました。しかし、生身の体であり日々精一杯生き、努力していますが、調子の良い時も悪い時もあり、潮の満ち干きのごとくわが心が定まらずゆれる時もあります。

 心配かけ通しでも、それでも親様・ご先祖様・親神様は、きちんと受け取ってくださっています。

 そのおかげ・お働きの中での親孝行とは、【日々、信心いたしますから】と願っていき・祈っていき、日々を生きることではないかと思います。

 

 【金光様は喜びの道を開いて下されたのじゃから、それをご信心申す者が、喜ばぬつらい顔をして日を過ごしてはならぬ。天地の親神様をご信心するのじゃもの、天地のような広い心にならねばならぬ】

 

 天地のような広い心(和賀心)で9月、親孝行を求めていきましょう。   

 

金光教諫早教会長 原 正忠

(のんのこ2016年9月号より抜粋)