お世話になるすべてに 礼をいう心

平成28年(2016年)も残り一ヶ月になりました。

 12月号を皆様のところにお届けします。今年も一年間、読んで頂きましたことに、紙面を借りてお礼申し上げます。

 「来年も頑張ります」と年末の挨拶を申し上げているようですが、暦を眺め、日記帳を捲り、そして教会ではご祈念帳(お届け帳)をめくりますと、「ようもようもおかげを頂き通しの一年だったなあ」と実感します。

 その日・その時 色々なことがあり、教会長先生のお取次を頂き、神様におすがりしてきた一年でした。

 「まさかの折には、『金光さま』とみ名を唱えるだけでよい」と教えられてきた私たち。何回もみ名を唱えて、ご都合お繰り合わせを頂いてきました。

 お礼申し申し、お礼の足らないことを感じる今日この頃です。

 12月号は、一年のお礼の記事にしたいと思います。

 

◎ 平成28年1月1日 西小路町に移転して新築なりし教会広前で、初めての元日祭を使えさせて頂きました。移転が終えて落成報告祭を仕えたのが、平成27年4月4日のことですから、まさに何もかも真新しい新年のスタートとなり、お正月となりました。

 神様・歴代教会長先生夫妻・先輩の信徒の方々、そして今 諫早教会にご信縁ある方々にお礼申し上げます。参拝ご用にあたり、日々ありがたい信心生活を進め、信心のお徳を積まれました。

◎ 2月7日 長与町ラクビー祭の応援に出かけました。孫2人(兄小2・

弟保育園児)が出場しました。孫のラクビー試合を初めて観戦。凛々しいラガーマンです。クラブに入って練習しています。孫の活躍は、新鮮でした。息子の方にも3人子供がいます。こちらの孫は教会に同居した生活ですので、四六時中 一挙手一投足みることになっています。時々、孫の相手をして忍者になったり、ゾンビーになったり、ゆうれいになったりしてやっつけます。

 この一年 孫のおかげで、私も“じいちゃん”として、お育て頂きました。

 孫たちにお礼申し上げます。

◎       4月15日 息子信太郎さんが、金光教学院を卒業しました。一年間金光

教の本部(ご霊地とも言います)にて、教主金光様のおひざ元、金光様の一の弟子として修行・学業に取組み、一年間の課程を修了しました。

6月12日 金光教教師に補名を受け、諫早教会在籍教師として新たにご用がスタートしました。皆さん 共に祈り合い願い合いしながら、信心を取組み進め、共にお育てを頂いてまいりましょう。

 息子の教師としての御用に、そして息子を支えてくれた家族にお礼申し上げます。

◎       7月31日 第2回教会夏まつりを境内で開催。町内の方々子供さん隣接

の教会にご案内して、楽しい行事ができました。先代教会長 正知先生以来【地域社会にお役に立つ教会作り】を願いとしてきました。昨年 教会落成を祝して、教会夏まつりを開催し、町内の方々に多く参加してもらいました。『教会さん、今年は夏まつりせんと?』と有難い声を頂き、若先生夫妻を中心に良い行事ができました。本部を通して、災害義援金にさせて頂きました。 

 地域の皆さん有難うございました

◎       9月11日 長崎東部親教会三代教会長 長田二郎先生30年祭・前日の

10日には、西八幡教会三代教会長 太田恵美子先生3年祭(真貴子先生の母君)が仕えられました。さらには、4月20日 小倉教会初代教会長 桂松平大人100年祭も仕えられ、ご信徒と共に参拝のおかげを頂きました。

 今年は、諫早教会と関わり深い教会の歴代の先生方の式年祭を迎えることができ、霊様の生前の信心を偲び、改めてご遺徳に触れることができました。

霊神様の前に額づくことで、諫早教会のご比礼の糧ともなり、私自身の命の穂積みとなりました。

 諫早教会の守りの霊神と立たれておられる歴代教会長先生ご夫妻、そして信徒の霊神様方へお礼申し上げます

◎       4月 熊本地震が発生、多くの方が亡くなり、また大きな被害が生じま

した。金光教教会関係のところにも被害が出て、今もって元の状態に戻ってはいないという話です。復興に時間もかかり、心の傷もまだ癒えていません。

 私たちは、一層祈念を込めていかねばなりません。【教祖のみ教え】

知っているおかげよりも知らぬおかげが多いぞ。あれもおかげであった。これもおかげであったとわかるようになれば本当の信者である。 

◎       来年の話をします。天地の恵み(空気・水・食物など)を受けて、また

あらゆる人や物(家族・周りの人・生活に必要な物品など)のお世話を受け、神様のおかげで生きている日々を当たり前とせず、お礼と喜びの過ごし方をしていきましょう。【世話になるすべてに礼をいう心】でいきましょう。

 

金光教諫早教会長 原 正忠

(広報紙のんのこ2016年12月号より転載)